太陽光パネルを設置する際、大事なことがいくつかあります。日当たりのよさ、屋根の大きさ、屋根の形や使っている材料などなど。
今回は太陽光パネルと相性のいい屋根の形や方角について紹介していきます。
屋根の種類
1.切妻屋根
- 2枚の長方形で構成される屋根で、側面が「へ」の字状。
- 丈夫で雨漏りがなく、メンテナンスが安価。
- 南北向きの屋根は発電に理想的。東西向きの場合、パネル数増加で発電増加も可能。
- 屋根が四角形基本なので、合った太陽電池モジュールを選択するのが良い。
2.片流れ屋根
- 1枚の長方形で構成される屋根で、シンプルな構造で低コスト。
- 南向き屋根に最適で、多くの太陽電池モジュールを設置可能。
- 雨どいの排水箇所が詰まりにくいように注意が必要。
3.寄棟屋根・方形屋根
- 寄棟屋根は台形と三角形を組み合わせた屋根形状。
- 方形屋根は同じ形の三角形4枚で構成されたピラミッドのような形。
- 棟部分の施工やメンテナンスがコストがかかるが、発電量最大化の方法もある。
- シャープ、三菱、京セラなどのメーカーが、三角形の太陽電池モジュールを提供。
4.陸屋根
- 平屋根または水平な屋根で、防水処理が重要。
- 雨漏りリスクが高いため、防水処理と耐風架台の選定が必要。
- 屋根面の方位が少ないため、南向きに設置可能。切妻屋根の形の架台も利用可能。
太陽電池モジュールの設置方角
屋根の方角は発電量に大きく影響します。南面は最大100%に対し、東西面では最大約85%まで発電効率が低下します。なので、太陽光発電モジュールを南向きに多く設置することが、発電量を最大化するポイントになります。
屋根の形や方角によって太陽光発電から得られる効果は大きく変わります。太陽光発電をより有効に活用するためには適切な選択が重要になってきます。太陽光についてのお悩みや相談があればぜひ弊社にお問い合わせください。