太陽光発電とは~太陽光発電の基本、メリット・デメリット~

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近年、太陽光発電に関するニュースや広告を目にするようになりました。実際に太陽光発電の設置率は年々増えてきています。今回は太陽光発電の基礎知識とメリット・デメリットについて紹介していきます。

〈太陽光発電の仕組み〉

太陽光発電は、再生可能エネルギーの一つである太陽の光を利用して、太陽電池という半導体に光を当てて電気を作る「光電効果」を使って発電しています。

太陽電池はp型、n型という2種類の半導体を重ね合わせた構造となっています。そして太陽電池に光が当たると電子(-)はn型半導体へ、(正孔)はp型半導体へ集まります。そしてそれらに導線をつなげれば、電気を流すことができます。

〈デメリット〉

​​再生可能エネルギーを利用して発電し、電気代を節約できる優れものですが、そんな太陽光発電にもデメリットがあります。

1.天気に左右される

日照時間が短い時期や梅雨の時期などの影響で、十分な電力を得られないこともあります。しかし年間で見ても僅かな差ですので、心配しすぎなくても大丈夫です。

2.初期費用が高い

ソーラーパネルや設備の導入には高額な初期費用が必要で、収益を得るまでに時間がかかることがあります。

3.夜間は使用できない

太陽光発電は太陽の光があってこそのものですので、夜間は使用することができません。

4.設置に向いていない家もある

屋根の面積が少ない、北向きの家など、設置することができない、効果が低くコストが上回ってしまうこともあります。また、建築してからかなりの年数が経っている家の屋根ですと、ソーラーパネルの重みに耐えられない可能性があります。

5.メンテナンスが必要

人や車と同じように、定期的にメンテナンスが必要です。最低でも4年に1回メンテナンスをすると良いでしょう。メンテナンスをすることで、長く、効率よく使うことができます。

〈メリット〉

実は先ほど述べたデメリットは対策をすることができるものもあります。では次は太陽光発電のメリットを紹介します。

1.電気代を節約できる

1番のメリットです。太陽光発電で発電した電気を使うのでわざわざ電気を買う必要がないからです。また、近年電気代の値上がりが続いていますが、そういった影響を受ける心配がなく、家計にも優しいです。

2.売電収入が得られる

太陽光で発電した電気が余った際に、それを国に売ることができます。これを売電といいます。売電価格は年々減少していますが、それでも2023年度の売電価格は16円/kWhですので、年間6万円程度の売電収入が見込めます。

3.災害時でも使える

災害大国といわれている日本。いつどんな災害が起こるかわかりません。そんな時でも発電できるのが魅力です。

4.環境にやさしい

普通電気は石油を使って発電させる火力発電とは違い、太陽の光さえあれば発電できるので、地球温暖化が進んでいるこの地球にとてもやさしいです。

5.補助金制度を利用する

太陽光発電のデメリットとして、「初期費用がかかる」と言いましたが、一定の条件を満たしていれば補助金を使うことができ、初期費用を減らすことが可能です。国の補助金は太陽光発電のみの設置には対応していません。また、自治体によっても補助金額などの条件が変わってくるのでしっかり調べておく必要があります。

〈まとめ〉

今回は太陽光発電の仕組み、メリット・デメリットについて解説しました。太陽光発電は家によって設置することが難しいこともありますし、デメリットもあります。それを踏まえた上で太陽光発電の導入を検討していただければと思います。何かご相談があればいつでも弊社にご相談ください。